プロを目指すバンドは妥協は不要だと思います。なぜならその「妥協」が命取りになる場合があるから。
妥協したこと=後悔
となることが少なくないでしょう。とことん突き詰めるなら、やったほうがいいと思います。
妥協が生じる場面は各メンバーの技量や表現、センスなどでしょうね。あとバンドの方向性とか。
バンドリーダーとなる人物がバンドの目指す方向が明確であればあるほど、その実現のために当人は当然努力するし、メンバーにもそれを求めてしまいます。
でもそれは目指すものがあるので当たり前のこと。
問題はメンバーがそれに応えられるかどうか、ということ。大抵の場合、そこでバンドが空中分解するかメンバーチェンジが発生します。
よくある話です。バンドあるあると言っていいくらい。
だけどそこで、及ばずとしても努力しようとしているメンバーがいた場合。これはなかなか難しいところです。
それでも自分の目指すものを早く実現するためにそのメンバーに辞めてもらって、自分の求める技量を持つメンバーを探してメンバーに加えるか??
私個人の意見を言わせてもらえば、目指すものがはっきりしていて、妥協ができないならメンバーチェンジはしていくべきだと思っています。
もしくは期限を決めて○○までに出来そうならこのメンバーでやっていく、など。残念ながら、練習してもどうにもならないことはありますしね。これは仕方のないことです。
ただ、そういうことならメンバーにはちゃんと伝えておくことが前提だとも思います。でないと、人でなしになってしまったり、メンバーに憎まれたりなんてことになってしまいますから。
だって、バンドメンバーとしては上手くやれなくても飲み友達としては楽しいとかあるじゃないですか。バンドメンバーは失うけど「友達」まで失くす必要はないですからね。
辞めた後、お互いにしこりが残るようなことはなるべくしたくないので、そうならないようなコミュニケーションは普段からしておくべきでしょう。
バンドといっても人間が集まってやるものなので、結局、人間関係が大切になってきます。だけど、そこばかりに気を遣って、目指す音楽ができなくなってしまうのは本末転倒です。
感情のある人間のやることなので、難しい問題ではありますが、避けては通れないことですよね。
私の結論はプロだろうがアマチュアだろうが、自分の目指す音楽があって譲れないなら妥協すべきじゃないと思います。
なぜなら妥協するとストレスが溜まるだけだし、しかもその思いをメンバーに言えないと、いずれ強烈な言葉で爆発してしまうこともありますし…。
ですが、例えば趣味で楽しみの1つとしてバンドを続けるというのであれば、多少の妥協は仕方のないことなんじゃないでしょうか。
練習やライブの後にメンバーで飲みに行ったりとかも楽しみの1つですから。これはこれでバンドの楽しみ方の1つだと考えています。