よもぎゅです。
前回はバンドメンバーの温度感のお話でした。
バンドへの思いは各メンバーで違うので
話し合いをしてみたり
やる気の違いを受け入れる度量も必要
という話。
その中で今までしっかりしていたのに
突然連絡が取れなくなったり
練習に遅刻してきたり…
そんなメンバーがいたら
もしかしたらその場合
別のことで悩んでいるかも??
そんな話を前回の最後でしました。
今回はその続きです。
私が在籍したバンドでの話。
そのメンバーはベース担当でした。
仮にMくんとしておきます。
そのMくん、バンドの要となるくらい
重要なポジションでした。
そのバンドは基本オリジナル曲のため
各パートのアレンジがとても重要でした。
Mくんは自分のパート以外でも
積極的に案を出せる人間で
すごくやる気のあるメンバーでした。
ただ、ある日から元気がない。
練習していてもノリがイマイチ。
しかも練習に遅刻してくるように
なってきたんですよね。
練習日の予定を決めるときに連絡しても
電話に出ないことも多くなったし
メールしても返ってこないことがしばしば。
最初はそんなこともあるだろうと
見守っていたんです。
だけどそんな状態が
2か月くらい続いたので
さすがにバンド運営に
支障がでるな~と思い
思い切って聞いてみたら…
Mくんはごにょごにょ言って
ちゃんと話してくれません。
Mくんは「大丈夫、大丈夫」。
そんなことを言っていますが
外から見てどう考えても
大丈夫そうに見えないので
聞いているんだけど…
なんて思いつつも
それ以上は突っ込みませんでした。
その後もあまり変化はないので
もう1度、今度は強めに聞いてみました。
バンド運営にも影響出ているから
ちゃんと話してくれと。
そうしたら、家族、親戚間で
なんだかもめていると。
誰かが亡くなって
遺産相続でもめているとか
そんな話だったと思います。
そのMくんは当事者だったため
もめごとの渦中にいたそうで
神経的に参っていたそうです。
一番、精神的にきたのは
今まで優しそうな親戚の人間が
遺産のことで豹変したことだったそうです。
この話し合いがあるたびに
Mくんは田舎に帰っていたんです。
こういう事情だったので
バンドを優先しろとは
言えませんでした。
これはMくんが何を優先するか?
という話になってくるので
その話が片付くまで
バンドを抜けてもよいし
可能ならバンド活動もやっていこう
そんな風に伝えて
Mくんの意思を尊重しました。
Mくんは
「そうだね」
と元気ない返事。
それから1週間くらいたって
次のライブのために
練習日を決めようと連絡をしたところ
全く反応がありません。
1日おきくらいに電話やメールで
連絡してもまったく返事がない状態。
Mくんの知人にも連絡して
様子はどうか?
と聞いてみたところ
やはり全く連絡が
取れなくなっていたそうです。
こんな状態が1か月くらい続き
これだとさすがに
バンド活動ができないので
やむなく他のベースを探すことにしました。
(あの時は大変だった…)
それからちょくちょくMくんには
連絡していましたが一切音信普通。
それ以後、Mくんとは
一度もコンタクトが取れていません。
なので、突然失踪してしまった
という感覚です。
私が経験した例は極端な話ですが
バンドうんぬんではなくて
別のことでの悩んでいたり
気がかりなことがあったりで
バンドへの熱量が下がってきた
なんて言うパターンもあります。
というか、熱量が
下がらざるを得ない状況というか…。
だからそんなメンバーには
よく話を聞いてみることが
良いのかなと思います。
話を聞いたからといって
解決するわけではありませんが
次の方向性は決まります。
その問題自体が
すごくプライベートなことだったりすると、
話したがらないかもしれません。
ですが、メンバーが抜けてしまうと
バンド活動が出来なくなる
という事実もあるので
今後活動が出来るのか否かの意思表示は
本人に取っておくほうが
良いかと思います。
一時期はバンドから去るけど
落ち着いたら参加したいとか
ここでスパッと辞めるとか
色々な決断があるかもしれません。
なかなかつらいですけどね。
こういう話は。
バンドは演奏しているときに、
各メンバーでアイコンタクトを
取ったりしますが、
演奏以外のときにも
普段からコミュニケーションを
取っておくことで、
何か問題が起こったとに
スムーズに解決するかもしれません。
もう一つ、
困ったしまった話があるので
それはまた次回にお話ししたいと思います。