バンドメンバーが女にハマってしまった時

よもぎゅです。

バンド活動をしていると
色々なことがあります。

今回はあるメンバーが
「女」
にハマってしまったお話です。

今の時代、バンド活動していて
女人禁制なんていう
「硬派なバンド」
なんていないと思います。

表面では硬派と言いながら
裏では全然違ったりね(笑)。

むしろ、バンドをやるきっかけが
女にモテるかもしれない!
とか、そんなことが発端だったり。

メンバーに彼女がいて
ライブに見に来てくれたり

チケットさばきの手伝いをしてくれたり
フライヤー作成の手伝いをしてくれたり

リハーサルの時に音のバランスまで
確認してくれたり。

そんな女性たちが過去いました。

スタジオでの練習にも来て
(演奏とか歌は歌わないけど)
彼氏であるメンバーの側に
ずっとくっついていて
離れない女性もいました。
(あれはやりにくくて、とても困った…)

まぁこのくらいなら全然問題ないです。
むしろ、協力してくれてありがたい存在。

でも、こりゃもうダメだ…
って女性がいました。

私が参加していたバンドで
キーボード担当のメンバーが
付き合った女性。

この女性は元々はそのバンドのギターと
付き合っていたそうなんです。
(私は全然知らなかったけど)

キーボード担当はそれもわかった上で
付き合うことになったんですが…

最初のうちは何もなかったんですが
ある頃から、そのキーボードが
こんなことを言い出します。

「もうバンドをやっていくことはできない!」

これを聞いて、

「え、なんでなんで?」

と普通に聞き返すと
もうそのギターとは
一緒に演奏できないって言う。

よくよく聞いてみると
その彼女とギターが別れるときに
相当ひどいことをされた…
と、彼女が言ったらしいんです。

それも何回も何回も。
言い方変えて。
泣かれることもあったとか。

それで、キーボードはギター担当を
「悪」
として認識してしまったのでした…。

まさに「洗脳」されてしまった
といった感じ。

このままではバンド活動が危ういので
ギター担当に話を聞いてみることに。

「本当のところ、どうなのよ?」

と。

すると、そんな事実はなく
その女性の思い違いとのこと。

恐らく、別れを伝えられた
恨みつらみで言っているんだろうと。
(よくある話です)

そのギター担当は
その彼女と付き合っていた時に
ストーカーじみたことを
何度もされて辟易していたらしいです。
(まぁそんな女性と付き合ったのは本人の責任)

それが我慢できなくなって
やむなく別れたらしいですが…。

私自身はその彼女からは
直接話を聞いていないので
何が真実かよくわかりません。

だけど、バンド活動していると
顔見知りが増えていって

「あの人はどんな人なの?」

と聞ける知り合いは
結構いたりします。

同じバンドと対バンしていると
お客さんもかぶったりしますから。

で、男性、女性含め
色々聞いてみると
キーボード担当がいう彼女の話より
ギター担当がいう彼女の話のほうが
真実に近いような気がしました。

とは言っても
当事者しかわかりません。
男女の話なんていうのは。

なので、キーボード担当、ギター担当を含めた
全バンドメンバーで話し合いをしました。

キーボード担当の思いは
尊重するけど
外からはこういう話も
聞こえてきているよ、と。

しばらくは納得いかない様子でしたが
2週間くらいしてなんとか
ギター担当とキーボード担当は仲直り。

2人で飲みに行って話し込んだそうです。

とりあえず、バンド活動は
継続できるようになりました。

普通は男女の話なんて
「ほっとけ!」
なんて思います。

私もそう思いますが
バンドを巻き込んだ話になれば
そういうわけにも行きません。

なんせ活動に直結する影響がでますから。

解決できるかどうかわからないけど
話を聞いたり、思いを聞いたり
ということも必要なのかなと思っています。

「時間が解決してくれるさ」

的なことを考えていると
大概そのバンドは自然消滅します。

確かに時間が解決してくれることもあるけれど
そうでない事象の方が多いです。

何か「行動」しないとどうにもならないことが。

一時的な感情でも時間が経つと、
感情が固まったりしますし。

もう一つ、男女の色恋沙汰に
関わり合いたくない理由。

そんなことにかかわるのは
そもそも面倒ってこと。

バンドをやりたいのであって
その裏っかわにあるそれぞれの
メンバーの問題事なんていうのは
関わりたくないし時間も割きたくない
という人も多いです。

そんなものは当人が解決しろ、と。

要は公私混同せずに
バンドに持ち込むなということですね。

スタジオでの練習やライブに
そんな問題事を持ってくるなと。

全くその通りなんですが
1つのバンドを継続して
運営していくには
バンド意外の問題にも
関わらなければならないことも
出てきたりします。

これは何もバンドだけではなく
複数の人間が関わることなら
発生することなのかもしれません。

プロだってよくあることですから。

プロって言ったって所詮同じ人間。
音楽の分野では「プロ」ですが
人間性とかは全く別問題ですから。

なので普段からバンドメンバーは
音楽以外でもコミュニケーションを取っておき

「人間なんだから色々あるさ」

くらいに考えているといいかなと思います。

何か問題が起こってしまった場合は
黙っていて解決することは
あんまり無いと思っていたほうがよいでしょう。

特に人間関係の問題は
ほったらかしにして
時間が経つことで
「溝」が大きくなることのほうが
多いような気がします。